股関節が痛くて立っていられない　60歳　女性

【長い時間立っていられない】股関節痛に関する改善効果

【患者】　60歳　女性

10年近く前から腰から足にかけて痛みが出るようになり、5年前からは股関節や膝が苦しくて立っている事もつらくなってきた。病院で診断を受けたが骨には異常がないと言われました。痛み止めの注射を3度打ち、薬を処方してもらっていますが痛みは変わらないという事です。

・既往疾患　高血圧　高脂血症

・手術歴　なし

【現病歴】

2010年6月、特に誘因なく腰痛と両方の股関節痛発症

立ち上がるだけで股関節から膝、足の甲に違和感が出てくる。数分経つと苦しくて立っていられない。

レントゲンにて腰椎と股関節もOA（変形）所見なし。MRI異常なし。

まず右足の股関節周囲に特別操作を３分して筋肉の変化が出た事を確認してから立ち上がってもらった。すると、「さっきと全然違う！」と驚いて頂けました。そのまま３分続けて施術をしていくと、「足の先まで血が通ってきた事を感じる」と言われました。

同様に左側にも特別操作を行いました。左右とも同じ反応が出ましたが、根本の悪さは腰にありましたので、「この固くなってしまった筋肉が残っている限り再発のリスクは付いてくる」という事で、絶対に再発したくないと仰られたましたので、次は腰の筋肉に特別操作をして初日は終了しました。

2日後に来院してもらいましたが、「痛みは残っているが前回よりも楽になっている」という事です。10年前からの生活習慣で出来上がった体ですから、1発で全ての筋肉が柔らかくなる事はありません。

この女性も今回の事で自身の体のケアを何もして来なかった事を嘆いていました。

そして痛み止めの注射や薬を何度も使用していた事も筋肉には悪影響を及ぼし、回復を遅らせてしまいます。多くの人はこの現実を知らない為に「改善できない体」になってしまうのです。

前回と同様に股関節、腰周辺に特別操作を行っていきました。そして最後に骨盤を調節すると、「凄く立ちやすくなった」と言って頂けました。しかし何をしていても痛みが出なくなるまでは10回ほど施術回数は掛かっています。

2週間後、股関節～膝、足の甲、腰周囲ともに、筋緊張は減少。

痛みVAS　10→0に減少。股関節の動きは完全に改善。

股関節の鼠径靭帯と腰周囲への特別操作は有効であった。股関節の筋肉が柔らかくなると「血圧が30ほど下がった」と喜んで頂けました。