膝が痛くて歩きにくい　72歳　女性

岸和田市から両膝の痛みで半年間苦しんでいるという女性が来院してくだいました。

腰痛もあり、常に足が冷えている感じがすると言われます。

【既往歴】

・2年前から骨粗しょう症と言われ薬を服用

・20年前に膝の手術を受けている

・花粉症もあり

【現病歴】
2018年5月、特に誘因はなく腰痛が発症。その後少しずつ膝の痛みが再発。気づいたら足が冷たくなっている。

【現症】
右膝の可動域は屈曲45度。それ以上曲げると痛みが強くでる。

左膝の可動域は屈曲40度。同じくそれ以上は痛みが強くでる。

歩くと膝の内側に痛みが走る

【治療】
まず右膝の痛みが走る筋肉の中に強いシコリがあるので、その筋肉を筋肉を特殊な方法で刺激するとシコリが小さくなってきたので、１度立ち上がってもらうと、「あれ、なんか痛みの感じ方が違う、楽な気がする」と言われました。

同様に左膝にも行うと、「うん、やっぱり楽になってる！」というので、さらに両足に続けて施術。すると痛みが10→6まで治まった。残りの時間は腰の施術で1日目は終了。

前回の痛みが改善してきているようなので、膝の施術をした後に、根本原因になる腰の施術を行いました。

ここが一番悪い原因を作っている場所なので、しっかり柔らかくしていきます。

筋肉は柔らかくなると凹んできます。なので皆さんのウエストが細くなっていくのですが、今回の女性も驚いて笑っておられました。

腰が柔らかくなってきた事を確認して軽く骨盤の調節行い終了。

4日後の来院して頂いたのですが、以前よりも膝の屈曲が楽にできるようになってきました。

また曲げ伸ばしの時に出ていた痛みが10→４まで無くなり、日常生活がしやすくなってきました。

この日も前回と同様に膝と腰の筋肉を柔らかくしていきます。

４～７回目くらいまで同じ腰の筋肉を柔らかくしていくと、ほぼ膝の痛みが取れてきました。

8回目に来て頂いた時には、腰がかなり柔らかくなっていたのですが、病院での定期健診に行ってきたら、2年間薬を飲んでいても全く骨密度に変化が無かったのに、「今回は数値があがっていた」と驚かれていました。

私は最初から「腰がよくなってきたら骨密度は上がりますからね」と言っていたので、とても驚いていた様子です。

これは筋肉の中に溜まった老廃物が抜けていく事で起こる現象ですが、一般の方はご存知ないのでビックリすると思います。

このように、当院の施術では回復してくると骨密度が上がるという特徴がありますので、女性の方は今から骨を強くしておきましょう！

やはり早めに対処する事をお勧めします。