膝が痛く階段の上り下りがつらい　女性　80歳

膝痛に対する改善効果

80歳　女性

高血圧で降圧剤を20年服用

1年前から膝に違和感が現われ、鍼灸院で治療を受けていたが改善はなく次第に階段の上り下りがつらく一歩ずつしか上がれなくなってきた。

【検査】

右足屈曲50度　左足屈曲60度　痛みでしゃがめない

【画像所見】

病院で画像を見ると軟骨が少し狭く見える

【治療内容】

膝からつながる鼠径部付近にシコリがある事を発見したので、そこに対して筋肉を柔らかくするアプローチ。

5分後に高い台に上がり、そして降りる行為をしてもらうと、痛み無し。

「ええ！なんやこれ！軽く触れていただけやのに、全く痛くない！」

と驚いて下さいました。

【経過】

膝周辺、太ももの筋肉の緊張が30分後でも減少していました。

【結果】

痛みVAS　10→2に減少。膝の屈曲は30度まで改善できました。

ここで初日は終了。

「あれから階段の上り下りが全く痛みがないです」

「不思議や！ずっと針を打ってもらってダメやったのに…」

と言って頂きました。

鍼灸の先生が見たら怒ると思いますが、針を打つ、灸をすえると言う事は筋肉の繊維を傷つけています。

どういう事かと言うと、針を打てば0.001ミリの筋肉、もっと専門的に言うと「筋原繊維」という細かい筋肉が切れます。

灸をすえるという事は皮膚に火傷をおわす事になります。火傷の痕はどうですか？

硬くなりませんか？

これは筋肉が修復しようとして固まるのです。しかし、そこは硬くなり血行不良を起こすことになるのです。

私もこの現実を知った時にショックを受けました。

今まで信じてきた常識が、「実はそうではない」という事です。人は長年信じてきた事を否定される事を嫌います。

ですが厚生労働省のホームページには、マッサージや鍼灸では症状が治ったという報告はないという事で掲載されています。

つまり国は認めてはいないという事です。

長年治療しても改善しなかった痛みがすぐに変わってしまったという事で今回の女性も信じて頂く事ができました。

再発防止の為に、この後もしばらく通院されましたが、何年も正座した事が無かったのに普通に座れるようになったと喜んで頂けました。

もしあなたも膝の痛みでお悩みでしたら、どうぞお気軽にご連絡してください。