スポーツ時の感染症予防
こんにちは、若村治療院です。
「うわっ、キモチ悪い..」
格闘技の寝技の練習中の話です。
柔道の寝技のように抱き合って戦う時の事ですが、夏などの暑い日は特に嫌です。
僕が行っていた練習は衣類を着ていましたが、これがプロレスラーのように道着無しのトランクス一丁で戦う場合もあります。
僕は道着なしで戦う事は生理的に受けつけることができないので実際にやった事はないのですが、経験している人は、
「裸で男同士抱き合っているだけでも気持ち悪いのに、汗なんか顔に落ちるとイラッとするね」
と言っていました。
同感です。
考えただけでも気持ち悪いです。
昨日はラグビーをしていた人が来ましたが、やはり同じような事を言われていました。
ちょっと気になった記事があるので紹介します。
以前、考えたことがあったのですが、予測が当たっていたので注意しなければと思いました。
■高校スポーツ界の皮膚感染症、初の全国疫学調査
米国では高校のスポーツ選手、とくにレスリング選手において以前から、皮膚感染症が大きな問題であったが、これまで全国的に高校のスポーツ選手における皮膚感染症についての疫学を調査した報告はない。
米国・ミシガン州立大学のKurt A. Ashack氏らは、便宜的標本を用いて解析し、皮膚感染症は高校のスポーツ関連有害事象の1つとして重要であることを明示した。
著者は、「スポーツ関連皮膚感染症の疫学を理解することが、皮膚感染症の認識とエビデンスに基づく予防を促進するだろう」とまとめている。
Journal of the American Academy of Dermatology誌オンライン版2016年1月29日号の掲載報告。
研究グループは、High School Reporting Information Onlineにおける2009/2010から2013/2014までの便宜的標本を用い、報告されたスポーツ関連皮膚感染症について調査した。
主な結果は以下のとおり。
・調査期間において、athlete-exposures(1人の選手が1回の練習または試合へ参加する単位。以下、AE)は2,085万8,781例で、474件の皮膚感染症が報告された。
発生頻度は、2.27件/10万AEであった。
・皮膚感染症の発現率が最も大きかったスポーツはレスリング(73.6%)で、次いでフットボール(17.9%)であった。
・最も頻度の高い皮膚感染症は、細菌感染症(60.6%)と白癬感染症(28.4%)であった。
・発現部位は頭部/顔面(25.3%)が最も多く、次いで前腕(12.7%)であった。
・本研究の限界として、全米アスレチックトレーナー協会(NATA)に加入しているスポーツトレーナーがいる高校のみを対象としていることが挙げられる。
ただし、データの報告者はスポーツトレーナーであり、データの質改善に寄与していた。
原著論文はこちら Ashack KA, et al. J Am Acad Dermatol. 2016 Jan 29. [Epub ahead of print] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26850656
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